患者様に日焼け止めの重要性を理解していただくために

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医療従事者の方とは異なり、患者様は紫外線による肌への影響を必ずしも理解されているとは限りません。日焼け止めの使用を徹底していただくための方法をご紹介します。

詳しくは英語の記事をご参照ください。https://www.venusconcept.com/en-gl/news/what-to-tell-patients-to-ensure-they-use-sunscreen/

 

紫外線の影響を説明する

患者様は日焼け止めを使用されていてもその重要性と理由を理解されているとは限りません。紫外線を多く浴びたり日焼けをした後、肌は乾燥します。そして紫外線の影響は思っているより長く続くのです。日々のスキンケアの一環として紫外線対策を行うことがいかに大切であるか次のような説明を行いましょう。

太陽光線には紫外線(UV)が含まれています。紫外線はUVAUVB2種類に分けられ、いずれも皮膚に強いダメージを与えます。適切な紫外線対策をしないとUVBは表皮に吸収され、分子に刺激を与えます。吸収されたエネルギーを放出するため、分子が化学反応により押し出され、シミや肝斑、日焼けとなるのです。UVAは一方、さらに深いところへ到達し、肌のハリを保つためのエラスチンやコラーゲンタンパク質にダメージを与えます。長期に及ぶと、分子が破壊され細胞が死んでしまいます。

 

ダメージは蓄積していく

時々日焼けするぐらいなら大丈夫、と思われている患者様もいらっしゃいますが、残念ながらそうではありません。アメリカの調査では53%の女性・36%の男性が日焼け止めを時々しか使用しないと回答しています。これは寒い日や曇りの日、室内では紫外線の影響をあまり受けないという誤解によるものです。しかし紫外線のダメージは蓄積していくため、瞬時に目に見える影響がなくとも気を付ける必要があります。実際、紫外線によりメラノーマを発症するリスクは約5回の日焼けで200%高まるとされています。結論として、1日でも日焼け止めを使用しないとダメージは蓄積されていってしまうということなのです。

 

視覚情報で怖さを知ってもらう

言葉で紫外線の怖さを伝えても視覚情報に勝るものはありません。紫外線イメージカメラで撮影すると、蓄積して紫外線ダメージをうけている箇所は濃く写ります。目では見えない紫外線の影響を理解いただくのによい方法です。

 

お勧めの日焼け止めを提案する

日焼け止めには多くの種類がありますので、おすすめの日焼け止めをいくつか紹介することが有効です。また、クリニックで敏感肌からオイリー肌まで肌質に合った日焼け止めを販売するのも一つの方法です。

 

美容治療にも限界があることを知っていただく

美容医療のみでは限界があることを知ってもらうことも重要です。治療効果を最大限に活かすためにも、日焼け止めを含むスキンケアの重要性を伝えましょう。また、90%の肌の老化は紫外線によるものであることも十分に理解していただく必要があります。

スキンケアと合わせて最新の美容医療治療を提供することは重要です。Venus Conceptにはシワやシミなどを治療する器械がありますので、ご興味のある方はお問い合わせフォームよりどうぞ。